尼崎革新懇(平和と民主主義・革新統一をすすめる尼崎の会)


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by amakakusinn
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自然エネルギーを求め、兵庫革新懇一泊研修に参加して

 自然にやさしいエネルギーを求める兵庫革新懇一泊研修旅行が8月26日、27日に行われ、尼崎革新懇から4人が参加し、高知県梼原町にバスで行きました。その報告書です。

梼原(ゆすはら)への自然エネルギー視察a0246997_1735219.jpg
 梼原町は人口3800人の四国・高知の標高400から600mに広がる山間の町です。この町は、「環境と共生するまちづくり」を掲げ、風、水、光、森を活用して自然に優しいエネルギーづくりにつとめ、注目を集めています。

町営風車
 この取り組みの牽引者が、町営の風車です。1,300mの高原(四国カルスト台地)に、600キロワットを発電できる風車、2基を設置、日本で一番高い所にある風車です。年間380万キロワットアワーを発電しています。総工事費は4億4,500万円、四国電力に売電して、多い年には年間4,000万円の収入を得ています。私たちが訪れた日は、あいにく台風の余波で、雲の中でした。
太陽光発電
 太陽光発電は、町役場などが入っている総合庁舎、小学校、高齢者施設、集会所などの公共施設、22カ所に設置、年間443キロワットアワーを発電しています。個人住宅には、風力発電による利益で、個人住宅へ太陽光発電設置には、1キロワットあたり20万円(上限4キロワットまで)の補助を実施し、現在、住民の5.5%の住宅に設置され、普及率全国一番です。
小水力発電a0246997_17361641.jpg
 町を流れる、四万十川の支流、梼原川の6mの落差を利用した53キロワットの小水力発電が動き、近くの学校の電気として、夜には街路灯として使っています。




森林の保全にも力を入れ
 梼原町は森林の保全にも力を入れています。この森林保全の財源の一部には、風車から得られた売電益があてられています。
 林業支援のためには、町内の公共施設への町産材利用を重視しています。町内の公共施設の建て替えや新築には木造の建築で、総合庁舎、学校の体育館、集会所などが木造になっています。
 森林の保全、間伐で発生した材木など活用して木片、ペレット工場が稼働していました。年間1200トンのペレットを製造し、このペレットは、高齢者施設などの給湯器、冷暖房機器の燃料としてに供給されていました。
 町の中心市街には電柱が地下に埋められ、静かで落ち着いた街並みになっていました。
徹底した住民参加にこだわって
 これだけの環境施策の策定までには、徹底した住民参加にこだわった町政が根底にありました。中越前町長が、自然エネルギーを活用したまちづくりにたどりつき、まず風力発電をやってみることでした。
 町民の意思が大事と、町民アンケートを実施、95%の賛成を得て、風車を建設し、2009年11月11日に発電を開始しました。また町民から公募した18歳から74歳までの15人の町民に、ドイツやスイスをじっくりと見て歩き、提言を受けて実行する姿勢、コンサルタント任せにしない町民自身が考え、地域が一体となった「まちづくり」がすすめられてきました。
 このような住民の意識の高さが、となりの津野町に放射性廃棄物の最終処分場建設の動きが持ち上がったときには、他の自治体に先駆けて町が反対表明をしたことにも現れています。
檮原町の日本共産党の元町議、森山定幸さんのお話
 「過疎に歯止めがかからなく、風車建設など様々な取り組みが行われてきたが、町の企業はなかなか潤ってこない。私も町の補助を受けて間伐に取り組んだが林業も厳しい。自然エネルギーの活用も大切だが、自然を活かした仕事や生活が成り立つような政策が必要だ。地域の自然を活かした地域振興やエネルギー開発には、原発に注ぎ込まれている巨額の予算を回すなどエネルギー政策の転換がいる」と語っていました。
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標高1300mの四国カルスト台地にある風力発電
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電柱のないきれいな町並み

by amakakusinn | 2012-09-23 17:44 | 尼崎革新懇の取り組み
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